スポーツ歯科

歯並びと睡眠の深い関係 〜実は「歯」が眠りにも影響しています〜

実は歯や顎の状態は“睡眠”という体の基本的な健康にも大きく関わっています。

私たちは眠っている間、鼻やのどを通して呼吸をしています。しかし、歯並びや顎の大きさによっては、舌(ベロ)の位置が後ろに下がりやすくなり、空気の通り道である「気道」が狭くなることがあります。

本来、舌は上あごに軽くついているのが理想的な位置です。しかし、顎が小さい、歯列が狭い、噛み合わせが悪いなどの状態では、舌の置き場がなくなり、後ろへ落ち込みやすくなります。すると、眠っている間に気道が狭くなり、呼吸がしづらくなるのです。

その結果として、

  • いびきをかく
  • 眠りが浅い
  • 朝スッキリ起きられない
  • 日中に集中力が落ちる
  • 疲れが取れにくい

といった症状につながることがあります。

これは大人だけの問題ではありません。最近では、子どものいびきや口呼吸、睡眠の質の低下も増えてきています。

特に、顎の成長が十分でないお子さんでは、歯が並ぶスペースが狭く、舌が後ろへ下がりやすいことがあります。夜中にいびきをかく、口を開けて寝ている、寝相が激しい、朝なかなか起きられないといった様子がある場合、実はお口や顎の発育が関係していることもあります。

また、意外に思われるかもしれませんが、筋トレをしているスポーツ選手にも同じような傾向がみられることがあります。首まわりや筋肉量が増えることで気道が狭くなりやすく、さらに顎や歯列の状態が重なると、睡眠時の呼吸に影響することがあるのです。

睡眠は、体の回復や成長、免疫力、集中力などに関わる非常に大切な時間です。そして、その睡眠に「歯」や「顎」が関係していることは、まだあまり知られていません。

歯科医院では、虫歯や歯周病だけでなく、歯並び・噛み合わせ・舌の位置・呼吸の状態なども含めて確認することがあります。特に成長期のお子さんでは、早めに気づくことで顎の成長をサポートできる可能性もあります。

「歯は食べるためだけのもの」ではありません。しっかり眠り、健康な毎日を送るためにも、お口の環境を整えることはとても大切です。

気になる症状がある方は、一度歯科医院で相談してみてください。ら

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